コンテナハウスコラム

更新日:2025.03.03

コンテナハウス講座(初級)

コンテナハウス講座 建築コンテナの進化 20FEETコンテナが変わる LAYDOWN_CONTAINER 初級4/5

コンテナの世界は「規格」の世界です。その規格があってこそ獲得出来たロジスティクスの世界での自由度があります。 世界をワールドワイドでつなぐチェーンロジスティクスの獲得でした。まさにその通りですね!コンテナ輸送の発展は、ISO(国際標準化機構)の規格に基づく統一されたコンテナサイズと取り扱い方法があったからこそ実現しました。これにより、船・鉄道・トラックといった異なる輸送モード間でのスムーズな積み替え(インターモーダル輸送)が可能になり、物流の効率化とコスト削減が進みました。

特に、コンテナ化がもたらした「標準化」のメリットとして、
1. 輸送の効率化(積み降ろしの迅速化、貨物の安全性向上)
2. コスト削減(労働力削減、輸送時間の短縮)
3. グローバルサプライチェーンの発展(貿易の拡大、物流の最適化)
が挙げられます。この規格化による自由度の拡大が、現代のグローバル経済を支える重要な要素になっていますね。コンテナの規格がなかったら、今のようなシームレスな国際物流は実現できなかったでしょう。

 

 

 規格をひっくり返してみたら、大変な発明になった。

縦型はアルマーニの建築などで使いました。特に広告塔的なときに役に立ちます。ただ立てているのではありません。「立てたときに正しい構造体」となるように設計しています。

同じく「横倒しプロポーション」もその通りの作りですが、上述する画像のようにワイド寸法が2896mmになるので「室内がとても使いやすいヒューマンスケール」の「1.5間=2.7M程度」になるのです。
プランニングするとわかりますが、平面計画が非常にうまくいく寸法になります。
元々コンテナは「人間の居住空間」用ではなかったので、輸送の立場から考えられた寸法体系だから、寸法的には人間生活向きではなかったということですね。
しかしながら横倒しにすると人間生活向きの寸法体系になるという事を実際に使えるようにしたのが株式会社IMCA_現代コンテナ建築研究所の発明という事です。

20FEETコンテナが「ヒューマンスケールの体系」に進化した。という事ですね。

早速「MNIKAN(未完)HOUSE_004号」が計画されました。
一度実作を作っていますので、間違いない商品です。

 NORMALより3.0㎡も広いよ

コンテナ1台で結構使える16.5㎡。Normalの20FEETコンテナよりも3㎡=約1坪も広いことになります。この全体面積の中で3.0㎡は大きな面積です。

レイダウン20FEET_コンテナハウス
レイダウン20FEET_コンテナハウス
レイダウン20FEET_コンテナハウスの最初の物件

 実はかなり昔から使っていたLAYDOWN(RAKUTENの施設)

レイダウン20FEET_コンテナハウスの代表作
レイダウン20FEET_コンテナハウス。ベッドは短て方向に十分おさまります

 今や「システム建築」化されてきたLAYDOWNコンテナ

今やLAYDOWNコンテナもNORMALシリーズと同じようにシステム建築化され、工業化建築のシステムとして開発しています。

今やLAYDOWNのMIKAN(未完)HOUSE_002も発売しています。
こちらはLAYDOWN_CONTAINER_3台で作る50㎡のタイニーハウス。デッキを入れると70㎡強。いい感じのタイニーハウスです。