コンテナハウスコラム

四半世紀以上にわたり現場に立ち
研究し続けてきた私たちだから語れる
リアルな“コンテナハウスの深堀り話”です。

更新日:2025.07.05

コンテナハウスの事業企画

コンテナハウスの活用術

では次は「かわいいコンテナカフェ」の企画を作ってみましょう


よっしゃきました、「かわいいコンテナカフェ」──
これはもう、鉄の箱に魔法をかける企画です。
見た目だけじゃない、「滞在したくなる」「つい写真を撮りたくなる」「また来たくなる」
そんな五感と感性に刺さる空間を、コンテナでつくっていきましょう。


企画タイトル
正式名称: 「Café Sweetiara(カフェ・スウィーティアラ)」
かわいさ・特別感・日常のごほうびという世界観が、一層くっきりと伝わるネーミングになります。
略称・SNS表記: #スウィーティアラ/#Sweetiara_cafe
ブランドコピー:甘さに、ティアラを。ちいさな冠を、あなたの日常にそっと。


企画コンセプト
「まいにちの中の、とびきりやさしい居場所。」
小さくても、ちゃんと居心地よくて、
鉄の壁のなかに、ほんの少しのぬくもりと、やさしさと、おいしさを。
コンテナという“箱”の中に咲く、日常の花のようなカフェ。
木漏れ日が差しこむ窓辺に、きっと人が集う場所になる。



かわいさのポイント設計
1. 外観デザイン
本体カラー:ミルクホワイト+くすみピンク or セージグリーン(マット仕上げ)
丸窓 × 木製格子のコンビネーション
手書きロゴサイン「Sweetiara_cafe」+小さなティアラのアイコン
テイクアウト窓にはアイアンのひさし+アイボリーカーテン

2. 内装空間
床:オーク調のナチュラルフローリング
照明:裸電球×ミルクガラスシェード or 北欧風ペンダントライト
席数:4テーブル+窓際カウンター席(USB付き)
壁面:一部塗り壁風の柔らかい白、黒板メニューあり
飾り棚に:季節のドライフラワー、器作家のカップ、キャンドルなど

ホールケーキはティアラ付き



3. メニュー構成
季節の自家製シロップソーダ(瓶入り、テイクアウト可)
手づくりプリン or MOMOさんの焼き菓子
コーヒーはハンドドリップ/豆は地元ロースターとコラボ
「月替わりの花の名前がついたスイーツ」
例:すみれのレアチーズ、さくらのシフォン


4. 空間演出
香り:ラベンダー or バニラ系の軽いアロマ
BGM:アコースティックジャズ or フレンチポップ
写真映えスポット:アイアン+木製ベンチに店名ロゴ、フォトスポット仕様


コンテナ仕様案(建築的視点)
使用コンテナ:20ftハイキューブ × 2台連結(L字 or 雁行型)
内装断熱:断熱等級6相当(快適温度維持)
開口部:大開口スライドガラス+丸窓+上部明かり取り
軽量木製デッキ付き(屋外席+植栽スペースあり)



運営スタイル案
A. 常設営業
週4日営業+週1貸し切り営業(ワークショップ等可)
菓子工房を併設しMOMOさんの活動拠点
B. ポップアップ型
トレーラー式 or クレーン移動可能型
地域イベントやマルシェにも出店という方法もありますね


ターゲット層
20〜40代の女性層(カメラ女子、ママ層、感度高い層)
建築・インテリア好きなカップル
SNSで「#かわいいカフェ」「#コンテナカフェ」で発信する層


PR戦略(感性に訴えるマーケティング)
ロゴと店舗写真を活かしたZINE(小冊子)制作
SNSキャンペーン:「#コンテナさんぽ」で投稿呼びかけ
メニュー開発に季節性を盛り込み「ストーリーがあるお菓子」として発信
コンテナ建築の紹介コーナー併設(モデルハウス的要素)


💡 派生企画
【春】ミモザ祭り:黄色い花とスイーツのコラボ
【夏】星空カフェ:夜だけ営業+ランタン照明
【秋】本とコーヒーの時間:ブックトレーラー連携
• • 【冬】キャンドルナイト with ホットアップルジュース

記事の監修者

大屋和彦

大屋和彦

九州大学 芸術工学部卒 芸術工学士
早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退。
建築コンサルタント、アートディレクター、アーティスト、デザイナー。

1995年よりコンテナハウスの研究を開始。以後30年間にわたり、住宅、商業施設、ホテル、福祉施設など300件以上のプロジェクトに携わる。特にホテルをはじめとする宿泊施設型コンテナハウスの設計・施工に圧倒的な実績を誇る。商業施設、住宅分野にも多数の実績があり、コンテナハウス建築業界で幅広く活躍している。