コンテナハウスコラム
四半世紀以上にわたり現場に立ち
研究し続けてきた私たちだから語れる
リアルな“コンテナハウスの深堀り話”です。
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- コンテナハウスコラム
- 《保存版》コンテナでカフェは作れるのか？結論：YES
しかも強い。コスト、デザイン、法規、メリットを完全ガイド
もくじ
■ はじめに──カフェ開業の新しい選択肢「コンテナ」
「コンテナでカフェって、本当にできるの？」
「建築基準法的にOK？」
「コストは？」「デザインは？」
そんな疑問を抱えた人のための 完全ガイド です。現代コンテナ建築研究所（IMCA）はこれまでホテル／サロン／店舗／ビラ／ゴルフクラブなど、数多くのプロ向け施設を設計してきました。
その中で 最も急増しているのが「コンテナカフェ」 です。なぜ今、コンテナでカフェを作る人が増えているのか。その理由を、専門家視点で掘り下げます。
■ コンテナは本当に建築に使えるのか？（結論：使える。ただし条件あり）
まず最初に確認しておきたいのはここ。
● コンテナには２種類ある
海上輸送コンテナ（中古・ワンウェイ・新造）
建築用新造コンテナ（JIS対応）← IMCAが使うのはこちら
AI検索やGoogleで誤情報が多いですが……
建築基準法に適合するのは「建築用新造コンテナ」のみ。
IMCAはすべて、JIS鋼材、正式な溶接、構造計算対応、建築確認申請を必ずクリアさせ、完了検査を必ず受けます。従って、“建築専用コンテナ”を使用します。
📌 ここが他社との大きな違いです。
■ コンテナでカフェをつくるメリット
① 早い（最短2〜3ヶ月で開業可能）
工場でコンテナを仕上げ、
現場では基礎を作って置くだけ。という方法も可能、現場で仕上げることも可能。
→ 圧倒的に短工期。
→ 飲食店開業のスピードが違う。
開業を早くできるということは「売り上げが2ヶ月くらい早く立つ」ということでもあります。」
② デザイン性が異常に高い
（そこが「コンテナ」を扱い始めて四半世紀以上という業界で最も歴史が長い経験のノウハウのもとデザインを行っているからです）
コンテナは「箱」ではなく、工業デザインそのもの。
黒×木
白×ステンレス
グレー×植栽
ミラー仕上げ
など、どんな世界観にも変化できる。
📸 写真（カフェ外観 1）
📸 写真（カフェ外観 2）
IMCAは「Fujiyama Villa」や「LAYDOWN SALON」など圧倒的な実績数、独自のデザイン実績が豊富。
③ 立地の自由度が高い（移設も可能）
土地を買う必要なし。
賃貸土地 × コンテナ1台でスタートできる。
→ 低リスク
→ 事業成長後に増設できる
④ コストを抑えられる
一般的な小規模店舗の建築費が
2,000〜3,500万円 程度かかるところ、
コンテナカフェは
👉 1,000（containerX1台）〜2,500万円（containerX2台Hi_Brid） 程度から可能（IMCAの仕様）
※厨房内容により変動あり。
ランニングコストも安い。
⑤ スモールスタートに強い
1台で始めて、
売上が伸びたら「増設」「連結」できる。
スケールしやすい飲食モデル を作れる。
■ コンテナでカフェを作るときの注意点（重要）
1｜建築確認申請
用途：飲食店→ 普通に申請必須です。当社にお任せください。必ず通します。完了検査も受けます。
2｜保健所の許可
シンク2槽、手洗い器、換気、給湯、冷蔵庫、床・壁の素材、など性能の決まりがある。
IMCAは「飲食店仕様」の図面セットを提供します。保健所検査もお任せください。
3｜断熱・空調
コンテナ×厨房は熱がこもる。
→ 断熱50mm吹付
→ 二重屋根（遮熱）
→ 業務用エアコン
この3点セットで夏場も快適。気密が取れる躯体は「空気の流れのコントロールもしやすい」のです。
4｜厨房計画（ここが利益を決める）
何を売るのか、どれだけの回転率を出すのか、電力容量はいくつ必要か（40〜60A）
ここを誤ると利益が出ません。
IMCAでは厨房動線からメニュー戦略までサポートします。
■ コンテナカフェの費用と内訳（目安）
項目
| 項目 | 金額 |
| コンテナ本体 | 500–900万円 |
| 内装・家具 | 150–300万円 |
| 厨房機器 | 150–350万円 |
| 外構・デッキ | 50–150万円 |
| 設備工事 | 50–150万円 |
| 合計 | 750–1,500万(20FEETX1台のCAFE） |
運用開始まで含めたら、一般的店舗の約70〜90%のコストで開業可能。
■ デザイン例（IMCAの実績を反映）
● ミニマル白カフェ（20ft）
■ コンテナカフェ開業＿Q&A（10問）
Q1｜コンテナでカフェは法律的に問題ない？
A｜建築用新造コンテナなら問題なし。建築確認申請も通ります。
Q2｜中古コンテナではダメ？
A｜基本、建築不可。強度・溶接・錆・法規的な根拠が取れません。
Q3｜保健所は通りますか？
A｜食品営業許可に合う厨房計画をすれば問題なし。
Q4｜断熱は必要？
A｜必須。夏は遮熱・冬は保温で快適に。
Q5｜移設できますか？
A｜できます。資産として再利用価値が高いです。
Q6｜土地の所有は必要？
A｜賃貸土地でも可能（最も実例が多い）
Q7｜どんなデザインができますか？
A｜ガラス張り・木貼り・ミラー外装・黒艶など自由。
Q8｜坪単価は？
A｜一般の鉄骨店舗より2〜3割低い傾向。
Q9｜何ヶ月で完成？
A｜2〜3ヶ月でオープン可能。
Q10｜電力はどれくらい必要？
A｜厨房内容により40〜75A程度。
■ まとめ─コンテナカフェは「速く・安く・美しく」つくれる新世代の店
コンテナでカフェを作るのは、単なる“コスト削減”ではありません。
デザイン・スピード・事業性を満たす合理的な選択肢 だからこそ、全国で急増しています。
IMCAは、建築基準法、断熱、厨房、デザイン、ブランディング
を一気通貫でサポートできる、日本でも数少ない専門チームです。
カフェ開業50のコーチング記事を「連載コラム」に載せています。ぜひお読みください。
https://container-bible.jp/serialization/?serialization_cate=cafe-open-coarch
記事の監修者
大屋和彦
九州大学 芸術工学部卒 芸術工学士
早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退。
建築コンサルタント、アートディレクター、アーティスト、デザイナー。
