コンテナハウスコラム

四半世紀以上にわたり現場に立ち
研究し続けてきた私たちだから語れる
リアルな“コンテナハウスの深堀り話”です。

更新日:2025.12.19

01_はじめてのコンテナ

03構造と耐久性_耐火性能_雪

04断熱_換気_結露_防水_防虫

07_価格と見積

コンテナハウスとは?基礎知識や費用相場、注意点まで徹底解説

コンテナハウスに興味はあるものの、「そもそもどんな建物なのか」「本当に安く建てられるのか」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。コンテナハウスは、構造や費用、法的な扱いをきちんと理解していないと、導入するかどうか検討しづらいです。

そこでこの記事では、コンテナハウスの基礎知識をはじめ、費用相場、メリット・デメリット、設置時の注意点までまとめて解説します。

この記事を読めば、コンテナハウスの基礎知識について理解することができるので、マイホームや店舗への活用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンテナハウスで快適な暮らしをしたいなら現代コンテナ建築研究所

現代コンテナ建築研究所が提案するコンテナハウスは、「住まいや店舗、別荘、オフィス、宿泊施設など用途を問わず“自分の理想を自由に形にできる”本格建築」です。

JIS鋼材を使った建築用コンテナで建築基準法を遵守。構造設計・断熱・防水・内装・設備に至るまで設計施工を一貫し、安全性・耐久性・快適性を兼ね備えます。

さらに、モジュール設計によりサイズや間取り、移設・増築が自在で、都市部の狭小地から自然豊かな別荘地まで柔軟に設置可能です。

まさに「世界にひとつ、自分だけの空間」を、既製品ではなくオーダーメイドで実現できる建築スタイル、それがコンテナハウスの新しい選択肢です。

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コンテナハウスとは?コンテナ=ただの箱じゃない!

コンテナハウスとは、貨物輸送に使われるコンテナを活用して建てられた住まいや店舗のことを言うのが初期の言い方だったのですが、日本では「輸送用のコンテナ=ISOコンテナと言われることが多い」は建築用には流用できないので「建築用のコンテナを新造して」作るものです。金属製の箱というイメージを持たれがちですが、実際は断熱材の施工や内装の仕上げを行うことで、一般的な建物と同じように使える点が特徴です。

海外では以前から利用されており、国内でも個性的なデザイン性と自由なレイアウトが支持されています。従来の建築とは異なるモジュラー方式の構造ながら、住宅やオフィスなど多様な用途に活用できる点が魅力です。

コンテナハウスの魅力

コンテナハウスの魅力は、自由度の高いレイアウトと個性的なデザインを実現できる点です。もともと輸送用として作られたコンテナも強度が高いのですが、日本の建築基準法に合わないので建築用のコンテナをシステム建築として作り上げ多様な空間をつくっています。

住宅だけでなく、店舗や事務所としても活用しやすい柔軟性があります。コンテナハウスは、外観や内装を好みに合わせて調整できるし、感覚的にクライアント自身にもPLANが作れたりすることから、自分らしい建物をつくりたい方にとって魅力の大きい選択肢です。

コンテナハウスの用途

コンテナハウスは、住宅だけでなく幅広い用途に活用できる点が特徴です。カフェやショップなどの店舗、事務所や倉庫といった業務用スペースとして利用されるケースが増えています。

それは一般の建築に比べると、特異なビジュアルで人々の心に残ることや、業種にもよりますが今までにない業態とのマッチングが出来て圧倒的に売り上げを伸ばすことなどがあります。
例えば「宿泊系事業」ではコロナ以降コテージ型の宿泊施設やグランピングなどの宿泊形態が増えていますが、このような戸建て型であると「一般住宅」と変わらないようなビジュアルより、圧倒的な個性を持ったコンテナ型のコテージなどはそのビジュアルで選ばれることも多いのです。

複数のコンテナを組み合わせれば、大型の施設として運用することも可能です。移設や増設のしやすさを活かして、イベント会場や仮設施設として使用されることもあり、用途の広さが選ばれる理由につながっています。

コンテナハウスのメリット・デメリット

コンテナハウスには、建築期間の短さや自由度の高さといったメリットがある一方、構造上の注意点もあります。ここでは、そのメリットとデメリットを整理して解説します。

コンテナハウスのメリット

コンテナハウスの最大のメリットは、建築期間を短縮しやすい点です。もともと工場で箱型の構造体を組み立てるため、基礎工事以外の工程を効率化しやすく、短期間で建物として活用できます。

また、モジュール式であることから、複数のコンテナを組み合わせて自在にレイアウトできる点も特徴です。店舗や事務所など、用途に合わせて柔軟に構成を変えられるため、拡張しやすい環境を整えられます。移設や増設に対応しやすい点も評価されており、利便性の高さが魅力です。

コンテナハウスのデメリット

コンテナハウスには、快適な環境を整えるために追加工事が必要になる場合がある点がデメリットです。もともと輸送用に作られた構造のため、断熱性や気密性を確保するには内装工事を行う必要があります。

また、開口部を増やす際には構造の強度を保つための補強工事が求められるケースがあります。運搬や設置には大型車両や重機が必要になるため、敷地条件によっては計画に制約が生じる点も注意が必要です。これらの点を理解したうえで活用することが重要です。

コンテナハウスの費用相場

コンテナハウスの費用相場は、広さや仕様によって大きく変わります。一般的には、コンテナ1基を利用した小規模タイプほど建物本体の価格を抑えやすいです。主な費用項目と相場の目安は以下のとおりです。

コンテナ本体費用:20フィートコンテナ1基あたり90万円~
工事費(基礎工事・設置費):50万~150万円程度
内外装費用:坪単価50万~100万円
設備工事費(電気・水道・空調):200万~450万円程度
諸費用:50万~100万円程度

断熱施工や内装仕上げを行うことで費用は変動し、追加工事の内容によっても総額が変わります。複数基を組み合わせる場合は、その分の工事費が加わるため、計画段階で必要な仕様を明確にすることが大切です。

コンテナハウスの設置事例

コンテナハウスの主な設置事例は以下のとおりです。

  • ・店舗として利用
  • ・事務所として運用
  • ・倉庫用途で活用
  • ・イベント向けの仮設施設として使用

コンテナハウスは、用途に合わせて多彩な形で活用されています。耐久性を備えた構造をそのまま生かしながら、店舗やオフィスとして利用される事例が増えており、敷地の条件に応じた配置もしやすい点が特徴です。

複数のコンテナを組み合わせることで、広い空間を確保する使い方もあります。機能性とデザイン性の両方を重視した活用が進んでおり、ニーズに合わせて柔軟に導入可能です。

コンテナハウスを選ぶ前に知っておくべき基礎知識

ここでは、コンテナハウスを選ぶ前に知っておくべき基礎知識として、建築用コンテナと輸送用中古コンテナの違いや建築確認・法的手続きについて解説します。

建築用コンテナと輸送用中古コンテナの違い

建築用コンテナと輸送用中古コンテナの違いを以下にまとめました。

【建築用コンテナ(新造)】

法規制対応:建築基準法対応(確認申請可)

構造強度:構造計算対応

内装仕様:建築仕上げに最適化

耐震性・断熱性:専用設計

寿命:住宅並み(30年以上)

【輸送用コンテナ(中古)】

法規制対応:原則不可

構造強度:不明・再利用時に劣化あり

内装仕様:錆・汚損・改修要

耐震性・断熱性:後施工対応が必要

寿命:状態により不明瞭

結論として、住宅や店舗には「建築用新造コンテナ」が必須です。

建築確認・法的手続きについて

コンテナハウスの建築確認や法的手続きを以下のまとめました。

  • ・建築用コンテナを使うことで、「建築物」として正式に申請・登記が可能
  • ・都市計画法・建築基準法に準拠
  • ・確認申請をクリアしたプランであれば、住宅ローンの対象
  • ・仮設ではなく新築建築物

コンテナハウスを活用する際は、上記のことに注意しましょう。

コンテナハウスの設置の際に確認しておくこと

コンテナハウスを設置する際は、建物として扱われるかどうかを含め、事前に確認すべき点が複数あります。用途や設置方法によって必要な手続きが変わるため、条件を明確にしたうえで進めることが重要です。

ここでは、コンテナハウスを設置する際に確認しておくことについて解説します。

耐用年数

コンテナハウスの耐用年数は、利用するコンテナの状態や設置環境によって異なります。もともと輸送用として作られているため、丈夫な構造を備えていますが、長期間快適に使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。

塩害の影響を受けやすい地域では、サビへの対策も必要になる場合があります。構造の特徴と環境条件を踏まえて、適切な管理を行うことが求められます。

固定資産税

コンテナハウスは、固定資産税の対象になる場合があります。土地に定着して建築物として扱われると、課税対象になる点を理解しておく必要があります。

建築物と認められないケースでは課税されませんが、実際の扱いは設置方法や使用状況によって異なります。事前に条件を確認しておくことで、想定外の税負担を避けられます。

建築確認の有無

コンテナハウスの設置には、建築確認申請が必要となる場合があります。建築物として扱われるかどうかは、設置方法や利用形態によって判断されます。

基礎に固定された状態で長期使用する場合は、建築物とみなされる可能性が高く、申請が求められるケースが多いです。要件を満たしているかを事前に確認し、適切な手続きを行うことが重要です。

現代コンテナ建築研究所では、JIS鋼材の高品質コンテナで安全性と快適性を両立。自由設計・増設・移設も自在で、住宅から店舗まで理想の空間を思い通りに実現。唯一無二のオーダーメイド建築がつくれます。

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コンテナハウスが注目される理由

コンテナハウスが注目される理由は以下の3つです。

  • ・一般的な住宅よりも低コストで設置できる
  • ・工期を短縮できる
  • ・デザインの自由度が高い

それぞれ解説します。

一般的な住宅よりも低コストで設置できる

コンテナハウスは、一般的な住宅と比べてコストを抑えて設置しやすい点が魅力です。あらかじめ完成された箱としての構造を利用するため、建物本体の製作に手間をかけずに済みます。

基礎工事や内装工事を行う必要はありますが、構造体を1からつくる建築方法と比べて費用負担を軽減しやすい点が特徴です。限られた予算の中で機能性を確保したい方にとって、選びやすい選択肢です。

工期を短縮できる

コンテナハウスは、工期を短縮しやすい点も大きなメリットです。あらかじめ製造されたコンテナを利用するため、基礎工事と設置作業を中心に進められます。

建物全体を現場で組み立てる必要がないため、天候の影響も受けにくく、スケジュールを組みやすい点が強みです。短期間で利用開始したい場合や、急ぎの開業スケジュールに対応したいケースで選ばれています。

デザインの自由度が高い

コンテナハウスは、デザイン面で高い自由度を持っている点も注目される理由です。コンテナを横に並べたり縦に積み上げたりして、多様な形の建物をつくれます。外観デザインを好みに合わせて調整しやすく、シンプルな構造を活かして個性を出せる点が特徴です。

用途に合わせたレイアウトを組み立てられるため、店舗やオフィスなどにも取り入れやすい柔軟性があります。

最高のコンテナハウスを作るためのポイント

最高のコンテナハウスを作るためのポイントは以下の5つです。

  • ・構造安全性のある設計を
  • ・デザイン性と機能性の両立
  • ・土地と用途に合ったレイアウト計画
  • ・断熱・空調・遮音の工夫
  • ・信頼できる施工会社の選定

1つずつ解説します。

構造安全性のある設計を

耐震性・耐風性などの安全性能は、設計・構造計算が命です。信頼できる構造設計者(例:サイエンス構造のような専門機関)と連携し、強固で安全なコンテナ建築を実現しましょう。

デザイン性と機能性の両立

無骨で直線的な外観を活かしつつ、採光・断熱性能・空間のつながり・収納・動線設計など、「住まいとしての快適性」をしっかり考えましょう。

土地と用途に合ったレイアウト計画

コンテナの特性上、土地の形状を逆手にとった設計が可能です。細長い土地・狭小地でも対応可能で、都市型住宅にも適します。

また、複数のコンテナを組み合わせることで、自由なレイアウト(L字・コの字・デッキ付きなど)も実現できます。

断熱・空調・遮音の工夫

コンテナは鉄製のため、夏の暑さ・冬の寒さへの対策が不可欠です。対策方法は以下の4つです。

  • ・ウレタンフォーム断熱
  • ・二重天井・二重床
  • ・ペアガラス・遮熱塗料
  • ・全館空調 / 換気設計の工夫

最高のコンテナハウスを実現するために、住宅の快適性を高める工夫を盛り込みましょう。

信頼できる施工会社の選定

コンテナ建築は、まだまだ一般的な工務店では経験が少ない分野です。建築用コンテナを専門に扱う実績ある施工会社を選ぶことが、最も重要なポイントです。

コンテナハウスを設置する際の注意点

コンテナハウスを設置する際は、建物として問題なく使用できる条件を事前に確認しておく必要があります。コンテナはもともと輸送用のため、快適に利用するには断熱や内装の整備が欠かせません。

設置場所によっては、運搬や設置に必要なスペースの確保が難しくなるケースもあり、事前の確認が重要です。基礎工事の内容や設置後の扱いによっては建築物として認められる場合があるため、必要な手続きも把握しておくことが求められます。

注文住宅としてのコンテナハウス

ここでは、コンテナハウスを住居として利用することに関して以下の2つを解説します。

  • ・コンテナハウスは“ローコスト住宅”なのか?
  • ・タイニーハウス / 平屋との相性

それぞれ見ていきましょう。

コンテナハウスは“ローコスト住宅”なのか?

一部では「安く家を建てられる」というイメージもありますが、正確には以下の通りです。

  • ・高品質な注文住宅を、適正価格で実現できる建築手法
  • ・なんでも安く済むわけではない
  • ・工場製作により現場工程を短縮できる(=工期コストを下げられる)
  • ・シンプルな設計であれば、坪単価80万円台〜も可能
  • ・ハイグレードな仕様にすれば、一般住宅と同等またはそれ以上の価格帯も

以上のことを踏まえたうえで、コンテナハウスを検討しましょう。

タイニーハウス / 平屋との相性

コンテナハウスを住居として利用する際は、大きさに合わせて用途を決めましょう。大きさによる最適な用途は以下のとおりです。

  • 20フィート1本=約15㎡ → ワンルームやオフィスに最適
  • ・40フィート=約30㎡ → ワンベッド+LDKなども可能だが、運び込める場所が限られることが多い
  • ・複数本連結すれば、2LDK・3LDKのファミリー住宅も普通に設計可能

コンテナハウスを住居として利用する際は、以上のことを踏まえて用途を決めましょう。

コンテナハウスで叶える、新しい暮らし

コンテナハウスで新しい暮らしのかたちを実現するために以下のように活用することができます。

  • ・移設可能・増築可能なため、柔軟なライフスタイルに対応
  • ・離島・山間部などへの設置もできる
  • ・将来的に「売る」「移す」ことも視野に入れられる
  • ・車と暮らす「リビングガレージ」
  • ・サウナ / アトリエ / 音楽室など趣味空間の設計にも最適
  • ・コンパクトながら「自分だけの城」をつくれる

コンテナハウスで自分に合った新しい暮らしを実現しましょう。

コンテナハウスに関するよくある質問

コンテナハウスに関するよくある質問は以下の4つです。

  • ・コンテナハウスは本当に住めますか?
  • ・地震や台風に弱くないですか?
  • ・おしゃれにできますか?
  • ・コンテナハウスの価格はどのくらいですか?

1つずつ回答します。

コンテナハウスは本当に住めますか?

もちろんです。建築基準法に適合した設計なら、住宅としての認可もローン利用も可能です。断熱・空調も工夫すれば、一般住宅と同等以上の快適性を実現できます。

地震や台風に弱くないですか?

むしろ頑丈です。鉄骨構造のため耐震性は高く、構造計算もクリアした設計が可能です。強風対策も基礎工事で対応できます。

おしゃれにできるの?

はい!無機質な素材感を活かした「インダストリアルデザイン」から、木材や塗装で仕上げたナチュラルな外観まで、デザインの幅は非常に広いです。

コンテナハウスの価格はどのくらいですか?

最小構成(1本)なら700万〜900万円程度から。2LDK以上のファミリータイプなら1500万円〜3000万円の事例もあります。住宅性能とデザインにより変動します。

コンテナハウスで快適な暮らしをしたいなら現代コンテナ建築研究所

現代コンテナ建築研究所が提案するコンテナハウスは、「住まいや店舗、別荘、オフィス、宿泊施設など用途を問わず“自分の理想を自由に形にできる”本格建築」です。

JIS鋼材を使った建築用コンテナで建築基準法を遵守。構造設計・断熱・防水・内装・設備に至るまで設計施工を一貫し、安全性・耐久性・快適性を兼ね備えます。

さらに、モジュール設計によりサイズや間取り、移設・増築が自在で、都市部の狭小地から自然豊かな別荘地まで柔軟に設置可能です。

まさに「世界にひとつ、自分だけの空間」を、既製品ではなくオーダーメイドで実現できる建築スタイル、それがコンテナハウスの新しい選択肢です。

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まとめ

この記事では、コンテナハウスについて解説しました。コンテナハウスは、建築用コンテナと中古輸送コンテナの違いや、費用相場、建築確認や固定資産税などのポイントを押さえてから計画することが、後悔しないために重要です。

この記事を参考に、自分の用途や予算、土地条件に合ったコンテナハウスのプランを整理しながら、安心して進められる計画づくりを行いましょう。

記事の監修者

大屋和彦

大屋和彦

九州大学 芸術工学部卒 芸術工学士
早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退。
建築コンサルタント、アートディレクター、アーティスト、デザイナー。

1995年よりコンテナハウスの研究を開始。以後30年間にわたり、住宅、商業施設、ホテル、福祉施設など300件以上のプロジェクトに携わる。特にホテルをはじめとする宿泊施設型コンテナハウスの設計・施工に圧倒的な実績を誇る。商業施設、住宅分野にも多数の実績があり、コンテナハウス建築業界で幅広く活躍している。