コンテナハウスコラム

四半世紀以上にわたり現場に立ち
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リアルな“コンテナハウスの深堀り話”です。

更新日:2025.01.19

メリットとデメリット

コンテナハウスのメリット・デメリット徹底解説|建築用コンテナの本当のところ

コンテナハウスのメリット・デメリットを、断熱・結露・建築確認・税金・サビ・コストまで専門家目線で徹底解説。中古コンテナ改造との違いや「コンテナハウスは本当に安いのか?」というよくある誤解、セルフビルド対応のMIKAN(未完)HOUSEまで、建築用コンテナのリアルを整理します。

コンテナハウスのメリット・デメリットを考える 

建築用コンテナの「本当のところ」なぜ人は比較が好きなのか、そしてなぜコンテナハウスが気になるのか

世間の人は、とかく物事を「比較」したがります。「こっちの方が優れている」「ここはちょっと残念」とジャッジを下すのが大好きで、「こんなところが素敵」「でもこういう弱点がある」という特徴の整理も大好物です。今日はそんな比較好きなみなさんのために、コンテナハウスのメリット・デメリットを整理してみようと思います(爆)。ただ、その前にひとつだけ共有しておきたい前提があります。コンテナハウス、つまりコンテナを利用して建築物とすることに、そもそも強く惹かれている人たちが「一定数、確実に存在している」という事実です。一般的な木造住宅やRC住宅、鉄骨住宅と比べてどうこう、という前に、「なんだかコンテナが気になる」「コンテナが好きだ」と感じてしまう人たちがいる。この「理由はうまく説明できないけど気になってしまう存在」であること自体が、コンテナハウスの大きな特徴です。

なぜコンテナハウスが気になるの? 

コンテナの何に惹かれているのでしょうか。理由はいろいろあります。世界中を巡るその箱のイメージの裏に、グローバルな視野や自由な移動の感覚を感じるから好き。港湾風景や、どこかギャング映画のワンシーンのような「アヤシサ」と重なって、その雰囲気にしびれてしまう。誰が発明したか知らないけど(正解はマルコム・マクリーン)、この世界の物流を変えた画期的な箱というストーリーに惚れている。インダストリアルなデザインが好き。災害の多い時代に「鉄の箱=強そう」という安心感がある。こうした複数のイメージが重なった「コンテナ」というシンボルそのものに惹かれている人が多いのです。つまり、コンテナハウスは、最初から「他の工法と冷静に比較して選んだ」というより、「まずコンテナに惹かれてしまった」うえで「じゃあ他の工法と比べてどうなの?」という順番になりがちなジャンルです。この順番を理解しておくと、メリット・デメリットの見え方も少し変わってきます。

コンテナハウスのメリットざっくり整理

本題の比較論に入る前に、コンテナハウスの代表的なメリットを整理しておきます。
まず、ビジュアル。普通の住宅や建物とは明らかに違う形とディテールを持っていて、うまくデザインすれば圧倒的に目立つし、ブランドや世界観を表現しやすい。
次に構造的な安心感。建築用新造コンテナであれば、きちんと構造設計された鉄骨フレームを持っており、耐震・耐風などに対して一般の鉄骨造と同じ土俵で性能を語ることができます。
それから、工場でユニットをつくり、トレーラーやフェリーで現場に運ぶという「コンテナ本来のロジスティクス」を建築に活かせること。
離島や山間部など、現場施工が難しい立地で威力を発揮します。さらに、モジュールとしての扱いやすさ。20FEETや40FEETなどのユニットを組み合わせながら、将来の増築やレイアウト変更も計画しやすい。セルフビルドやMIKAN(未完)HOUSEのような「一部を自分でつくる仕組み」との相性が良いことも、他の工法にはあまりない特徴と言えます。

コンテナハウスのデメリット(注意ポイント) 

一方で、コンテナハウスにはきちんと理解しておくべきデメリット、注意ポイントもあります。まず、断熱・結露の問題。鉄の箱ゆえ、何もしなければ夏は灼熱、冬は冷凍庫です。断熱ライン・気密ライン・換気計画をきちんと設計し、施工精度も確保しないと「夏暑く冬寒い家」一直線になります。
次に法規・建築確認まわり。コンテナを「置けば建物になる」わけではなく、建築確認申請を通し、建築基準法に適合させる必要があります。ここを甘く見ると「なんとなく置いておいたら後から行政指導」ということになりかねません。
そしてサビとメンテナンス。鉄である以上、放っておけばサビは進行します。立地条件に応じた塗装仕様・防錆仕様を選び、定期的な点検とメンテナンスを行う体制が必要です。
さらにコストの誤解。よく「コンテナハウスは安い」と言われますが、建築用新造コンテナを使い、断熱・内装・設備・基礎などをきちんと施工すれば、他の建築工法と比べて劇的に安くなる理由はあまりありません。むしろ小さな建物ほど設備の比率が上がるので、坪単価だけ見れば高く見えるケースも多いのです.

一番多い質問「断熱は大丈夫?」への答え

圧倒的に多い質問が「コンテナハウスって断熱大丈夫なんですか?」というものです。気持ちはわかります。だって見た目が「鉄板丸出しの箱」ですからね。でもここは落ち着いて物理の話をしましょう。断熱は、きちんと断熱設計を行い、その通りに施工すれば、理論通りの性能が出ます。コンテナの場合は鉄骨なので、熱橋(ねっきょう=構造体を伝って断熱ラインを貫通する熱の逃げ道)への配慮が必須ですが、これは詳細設計とディテールで止めることができます。当社では「発泡ウレタン吹付」を使うことが多く、複雑な鋼材形状にも追従しやすく、気密性と防露性の両方を確保しやすいというメリットがあります。結露を抑えられれば、鉄骨そのものの痛みも抑えられます。つまり「コンテナだから断熱がダメ」という話ではなく、「断熱工事をちゃんとやれば、他の工法と同じ土俵で性能を語れる」というのが正解です。

コンテナハウスは建築物になりますか? 

これもよく聞かれる質問です。「コンテナハウスって、そもそも建築物なんですか?」という問い。結論から言えば、はい、建築物です。これはすでに20年ほど前に国土交通省が整理している話で、「固定的に設置され、給排水・電気などの設備に接続され、人が中で居住・利用するもの」は建築基準法上の建築物に該当します。一方で、ナンバープレートをつけ、車検を通したシャーシーに載せて移動するコンテナは「車両」の扱いとなり、建築物ではありません。この辺りの細かい区分は行政の解釈も絡むので、興味があれば所轄行政にお問い合わせください。当社に仕事のご依頼がある場合には当然こちらで整理しますが、「ただで全部教えて」はさすがにうざいので、その場合は行政に直接聞いてください(爆)。

税金はどうなる?「かからないですよね」は間違い 

建築物として扱われる以上、コンテナハウスにも税金はかかります。「コンテナだから固定資産税かからないですよね?」という質問を時々いただきますが、それは間違いです。上で述べたように建築物として扱われるコンテナハウスには、通常の建物と同様に固定資産税がかかります。一方、車検付きシャーシーに載せた可動コンテナの場合は、建物ではなく車両扱いになるため、重量税など車両側の税金がかかります。いずれにしても「タダですり抜ける」ような魔法の箱ではありません。動かせるからといって、不動産や税金のルールから完全に逃げられるわけではない、という現実は押さえておきましょう。

サビはどうなの?メンテナンス次第という現実 

「コンテナハウスはサビませんか?」という質問も多いところです。答えはシンプルで、「放っておけばサビます。メンテ次第です」です。当社では、一般的な内陸立地と、海沿いなどの塩害地域立地で、仕様を明確に分けています。一般的な立地であれば、10年スパンで一度、サビが出始めた部分を防錆塗料でタッチアップする程度で十分な場合が多いです。塩害地域では、元々の構造材を溶融亜鉛メッキ仕様にしたり、ポリウレア樹脂のような高性能コーティングを採用するなど、よりタフな仕様を選びます。3年スパンくらいで定期点検し、サビを見つけたら早めに処置していく。海に浮かぶ船も鉄でできていますが、5年ごとのドックと塗装で50年持たせています。コンテナハウスも同じで、きちんとメンテナンスをすればRCなどと同様、50年クラスの寿命を確保することは十分可能です。

「コンテナハウスは安い」は本当か?

さて、一番誤解の多い話、「コンテナハウスは安いって聞きました。本当ですか?」という問い。率直に言って、「劇的に安くなる理由はほとんどありません」。外壁に関しては、コンテナのリブをそのまま仕上げとして使う場合、サイディングなどの外壁材分が少し浮くという事実はあります。また中古コンテナを使えばコンテナ本体価格だけ見れば安く見えるかもしれませんが、改造のための加工費、構造補強、コンプライアンス対応をきちんとやっていくと、結局建築用新造コンテナと同じくらい、あるいはそれ以上のコストになっていきます。さらに、断熱工事、内装工事、電気設備工事、給排水設備工事、基礎工事などは、他の工法と同様にきちんと必要です。「電気はいりません、水もいりません」という極端なミニマル用途ならともかく、普通に暮らす住宅や宿泊施設としてつくるなら、普通にコストはかかります。構造種別としては重量鉄骨のジャンルになりますが、工場生産分の効率が良いぶん、在来の重量鉄骨造より若干有利、くらいのイメージです。昨今の建設物価(2025年上期)を考えると、100万円/坪を切るのはなかなか難しく、素の倉庫で80万円/坪、デザインやディテールにこだわった作品系になると200万円/坪を超えることも珍しくありません。小さな建物ほど設備の占める割合が大きくなるので、坪単価だけで見るとむしろ高く見える傾向すらあります。「コンテナハウス=ローコスト」というイメージは、ほぼ都市伝説だと思っておいた方が安全です。

9 ローコストを狙うなら「セルフビルド」という選択肢

では、コンテナハウスでコストを下げる方法はないのか。ここで出てくるのが、IMCAの「MIKAN(未完)HOUSE」のような、セルフビルド部分を残した企画商品です。建設コストの中身を分解すると、人件費比率がかなり大きいことがわかります。構造・法規・建築確認・コンテナ構造体など「プロでないと難しい領域」は当社側でしっかり押さえつつ、内装の一部や外構・デッキなど、セルフビルド可能な範囲を自分でつくることで、コストを抑えつつ「作る楽しみ」もセットで手に入れる。無理は禁物ですが、「自分でやれるところは自分でやる」という考え方は、コンテナハウスの世界と非常に相性が良い選択肢です。

コンテナハウスのメリット・デメリット Q&A 10選

Q1. コンテナハウスの一番のメリットは何ですか?
A1. コンテナハウスの最大のメリットは、他の建物にはないビジュアルとモジュール性です。建築用新造コンテナを使えば、目立つ外観やインダストリアルな世界観を表現しつつ、工場製作+現場据付で工期短縮や離島・山間部などへの対応がしやすくなります。20FEETや40FEETといったモジュールを組み合わせることで、将来の増築やレイアウト変更も計画しやすいのも特徴です。

Q2. コンテナハウスのデメリットは何ですか?
A2. 主なデメリットは、きちんと設計・施工しないと断熱・結露の問題が出やすいこと、サビに対するメンテナンスが必要なこと、「コンテナだから安い」とは言えないことです。また、建築基準法に適合させ、建築確認申請を通すには、コンテナ建築に慣れた設計・施工のノウハウが求められます。

Q3. 断熱性能は木造や鉄骨住宅と比べて劣りますか?
A3. 断熱設計と施工をきちんと行えば、木造や鉄骨住宅と同等の断熱性能を確保することは可能です。コンテナは鉄骨なので熱橋対策が重要ですが、発泡ウレタン吹付などを用いて断熱・気密・結露対策を総合的に計画すれば、「コンテナだから暑い・寒い」という問題は避けられます。

Q4. コンテナハウスは建築物として認められるのですか?
A4. 固定的に設置され、給排水・電気などの設備を接続し、人が中で居住・利用するものは建築基準法上の建築物として扱われます。コンテナハウスもこの条件を満たす場合は建築物であり、建築確認申請が必要です。一方、車検付きシャーシーに載せた可動タイプは車両扱いとなります。

Q5. コンテナハウスに固定資産税はかかりますか?
A5. 建築物として扱われるコンテナハウスには、通常の建物と同じように固定資産税がかかります。「コンテナだから税金がかからない」というのは誤解です。可動式の車両タイプの場合は、建物の固定資産税ではなく、車両としての税金が対象になります。

Q6. サビはどの程度問題になりますか?
A6. コンテナハウスは鉄でできているため、放置すればサビは進行します。ただし、塩害地域か内陸かで仕様を分け、防錆塗装や高耐久コーティングを選び、3〜10年スパンで定期点検とタッチアップを行えば、十分に長寿命化が可能です。きちんとメンテナンスをすればRCなどと同等の50年クラスの寿命を目指せます。

Q7. コンテナハウスは本当に安いのですか?
A7. 建築用新造コンテナを使い、断熱・内装・設備・基礎まできちんと施工した場合、「劇的に安い」とは言えません。外壁材の一部が不要になるなどのメリットはありますが、改造コストやコンプライアンス対応を含めると、中途半端な中古コンテナ改造よりむしろ割安になるケースも多いです。一般的な鉄骨造と比べて、工場生産の効率分だけやや有利、という程度のイメージが現実的です。

Q8. ローコストでコンテナハウスを建てる方法はありますか?
A8. ローコストを目指すなら、MIKAN(未完)HOUSEのようにセルフビルド可能な範囲を残した企画商品が現実的です。構造や法規などの難しい部分はプロが担当し、内装やデッキなど一部を自分で施工することで、人件費部分を抑えつつコストダウンと「作る楽しみ」の両方を得ることができます。

Q9. コンテナハウスはどんな人に向いていますか?
A9. コンテナそのもののデザインやストーリーが好きで、「普通の家では物足りない」と感じている人、離島や山間部など、現場施工が難しい場所で建築したい人、モジュールを組み替えながら将来の変化にも対応したい人に向いています。一方、「とにかく最安の家がほしい」というニーズに対しては、必ずしも最適解ではありません。

Q10. コンテナハウスを検討する際の一番のポイントは何ですか?
A10. 一番のポイントは、「コンテナで建てたい理由」と「コンテナハウスの現実」をきちんとすり合わせることです。コンテナに惹かれている理由を明確にしたうえで、断熱・法規・メンテナンス・コストなどの条件を冷静に整理し、建築用新造コンテナを扱い慣れた専門家と一緒にプランを組み立てることが、後悔の少ないコンテナハウスづくりへの近道です。

比較論の始まり始まり

圧倒的な数の質問は「断熱は大丈夫?」という質問。

この質問は最も多いですが最もシロウト的です。ええ、気になるでしょうとも。だって「鉄板丸出し」ですものね。
断熱は「理論」通り出来ます。もっともプリミティブな物理的な計算で計算もできますし、効果もその通りになります。鉄骨なので「熱橋(ねっきょう)」(鉄の構造体を伝わって断熱をすり抜ける事)に気をつけなければなりませんが、理論通り止められます。当社は「発泡ウレタン吹付」という手段を使う事が多いです。結露も防げるので断熱材および元々の基材(鉄骨)の痛みも少ないからです。
要は「断熱工事」をすれば断熱は大丈夫ですので、ここは他の工法の問題と変わりません」。

コンテナハウスは建築物になりますか?という問い。

はい建築物です。これはもう20年くらいも前に国土交通省が結論を出しています。
固定的に使用し、設備系(給排水電気設備)を繋ぎこみ人が中に入って使用するものは建築物。という結論が出されていますので、コンテナハウスは建築物です。
一方で「ナンバープレート」をつけて」「車検」を通しているシャーシーにのせたコンテナハウスは「建築物」ではなく「車両」のジャンルになります。
細かな規定がありますので興味があるなら行政に確認してください。うちに仕事を頼む方であればウチに聞いてもらっても結構ですが、仕事の依頼なしなら、うざいので行政にお聞きください(爆)。

税金はどうなりますか?かからないですよね。という間違い。

上記の結果として「建築物」の場合は固定資産税はかかります。車両で行く場合は「車両としての重量税その他」がかかります。普通は建築物なので「固定資産税」がかかります。動かせますが、カタチ上は不動産です。

 コンテナハウスは錆びませんか?メンテ次第でしょうという回答。

はい、ほおっておけばやがてサビは進行します。これは「メンテナンス」次第で大きく左右されます。当社のコンテナハウスは一般的立地と、海そばなどの「塩害地域立地」で明確に仕様を分けています。一般的立地であれば塗装のメンテナンスをすべき10年くらいの間に一度錆が発生している部分を防錆塗料でタッチアップ程度で大丈夫です。
塩害地域では元々「溶融亜鉛メッキ」の構造材で対応させてただくか、圧倒的な強さの「塗料」ーポリウレア樹脂のコーティングという方法でサビを防止しています。

3年スパンくらいでチェックして、錆部分があればそこを防錆塗料でタッチアップするなどのメンテナンスはしたほうがいいでしょう。海に浮かぶ「船」も基本、鉄でできていますが、5年スパンくらいの塗装の塗り替えで50年くらいの寿命は持っています。
メンテナンスをきちんとしていればRCなどと同じように50年くらいの寿命は確保できるという事です。

 コンテナハウスは安い。というウワサは本当ですか?という問いかけ。

安くなる理由はあまり見つかりません。あるとすれば「コンテナそのもののビジュアル」であれば、外壁の仕上げ材分が少し安くなるという事実はあるでしょう。あとは「中古コンテナだったら安い」という言い方があるのでしょうが、改造するための加工費、コンプライアンスをクリアさせるための構造強化などを考えると新造建築用コンテナと価格は変わらなくなります。
あとは「断熱工事」「内装工事」「電気設備工事」「給排水設備工事」「基礎工事」など、あなたが電気はいらないなど、いらないものがたくさんあれば安くなることも考えられますが、普通に装備するのならば、普通にコストがかかりますから、安い理由はない(他の工法と変わらない)という事になります。

「コンテナハウスは安い」と誰かがそう言っているのなら根も歯もない「嘘」で、重量鉄骨のジャンルになりますが、「在来工法の重量鉄骨造」よりは少し安い程度で(工場生産で効率が良いから)、昨今の建設物価から考えると100万/坪を切ることはなかなか難しいですね(2025年上期)。特にコンテナハウスは小ぶりなものが多いので、小さくても設備的なものは「いるものはいる」ので坪単価的には決して安くはなりません。

当社の記録でも倉庫のような何もない物件で80万/坪、ちょっと作品主義的な収まりで作ると200万/坪超えるようなことも珍しくありません。

そんな建設物価高騰の折、ローコストに挑戦できるシステムとして「MIKAN(未完)HOUSE」というセルフビルド部分を残した「企画商品」も出していますので参照ください。建築物価は「人件費比率」が大きいので、「セルフビルド」できるところがあれば、確かに安くなります。楽しみながら安くできるのであれば、それは挑戦したい部分ですね。

記事の監修者

大屋和彦

大屋和彦

九州大学 芸術工学部卒 芸術工学士
早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退。
建築コンサルタント、アートディレクター、アーティスト、デザイナー。

1995年よりコンテナハウスの研究を開始。以後30年間にわたり、住宅、商業施設、ホテル、福祉施設など300件以上のプロジェクトに携わる。特にホテルをはじめとする宿泊施設型コンテナハウスの設計・施工に圧倒的な実績を誇る。商業施設、住宅分野にも多数の実績があり、コンテナハウス建築業界で幅広く活躍している。