コンテナハウスコラム
四半世紀以上にわたり現場に立ち
研究し続けてきた私たちだから語れる
リアルな“コンテナハウスの深堀り話”です。
更新日:2025.06.15
MIKAN(未完)HOUSE というコンテナハウスの提案
もくじ
未完成という名前の、完成された選択
家とは、完成品でなければならないのだろうか。そう問いかけた瞬間から、MIKAN(未完)HOUSEの物語は始まります。私たちが当たり前だと思っていた「家の買い方」「家との関わり方」。それを根本から見つめ直したとき、ひとつの答えが見えてきます。それが、“未完”という名の、完成を自分で決められる家です。

家を「作り切らない」という自由
MIKAN HOUSEは、建築確認申請を取得した状態でプロによって骨組みと外構が完成された、いわば「基礎付きキャンバス」。安心して住める構造体でありながら、その先の仕上げや空間演出を自分の手で加える余白が残されている。これはまさに「暮らしを共に設計する」体験。たとえば、壁の仕上げを漆喰にするか、木にするか。 あるいは、床を無垢材にするか、コンクリート打ちっぱなしにするか。 照明はダクトレールか、ペンダントライトか――。あなたの美意識と手の感覚が、そのまま空間に映し出されていきます。完成品の家には決して宿らない、生きた建築の息づかいが、そこにはあります。

「どこまで作るか」も、自分で選べる
セルフビルドという言葉に、かすかな憧れと同時に不安を抱く方も多いかもしれません。MIKAN HOUSEが画期的なのは、そのセルフビルドの範囲を『自分で「選べる」』ということにしたこと。
・プロが施工した状態から「キッチンと内装だけ」自分で仕上げる。
・逆に「内装は任せて、外構とデッキ部分だけ」自分で手をかける。
・自信がないところはプロに託し、得意なところだけ自分で手を入れる。
そういったハイブリッド型の家づくりを、MIKAN HOUSEは前提として設計されています。何から何まで自力でやらなくていい。けれど、「何か一つは手を動かしたい」。 その気持ちに、ちょうどいい距離で応えてくれる。それが、未完という名前を持つ家の優しさです。

住まいを「創る」体験が、人生になる
家を建てるのではなく、家に関わることそのものが思い出になる。そんな価値観が今、求められています。家づくりの中に、DIYという選択があることはもちろん。 でもMIKAN HOUSEの本質はもっと深いところにあります。「完成」から始まる暮らしではなく、 「関与」から始まる暮らし。建てた家に住むのではなく、関わった空間と共に生きていく感覚。 木を削る。壁を塗る。空間の呼吸を感じる。そういった手仕事が、人生と暮らしの輪郭をやさしく描いてくれます。

家がプロダクトからプロセスへ
これまでの住まいは「製品」でした。完成されたものを、カタログから選んで買う。
MIKAN HOUSEは違います。それはプロセスそのものが価値となる新しい住まい方。
未完であること。それは不完全ではなく、「開かれている」ということ。
たとえるなら、それは「未完成の詩」。 誰かが途中まで紡いだ詩の続きを、あなたが自由に書き足していく。 そんな、共創的で、余白のある建築です。
MIKAN HOUSEの“中身”
安心の構造。コンテナ建築のプロが手がける法規対応のベース構造に、以下の安心が含まれます:
・建築確認申請付属(全国対応)
・ベースフレーム・断熱・外装・躯体まで施工済み
・水回りや電気配線のオプション工事も可能
この上で、内装・設備・外構の一部をお客様自身で施工できるよう、ガイドやサポート体制も整っています。

自分らしく、余白を満たしていく
誰かが完成させた空間ではなく、自分で選び、自分の感覚で作り、自分の手の跡を残す空間。
・壁に残るローラーのムラも。
・不器用に仕上げた棚板の角も。
・手作業で張ったフローリングのひとつひとつも。
すべてが、自分の人生の一部になっていく。「この家には、自分の痕跡がある」 そう感じられることこそ、真の豊かさではないでしょうか?
名前は「未完」。でも、それは完成に向かう途中ではない
この家は、「暮らし続けることで完成していく家」。 だからこそ、完成は一人ひとりにとって違っていていい。完成しきらないことが、むしろ自由の象徴となる時代。
「買う家」ではなく、「関わる家」へ。それが、MIKAN(未完)HOUSEの本質です。

MIKAN HOUSE 資料請求・見学・相談受付中
・モデルハウス見学(事前予約制)
・各種プラン資料請求(無料)
・DIYサポート
・施工ガイド同封
・オーダー相談、土地相談も可
▶ 詳細・お問い合わせはこちら
「未完」だからこそ、始められる暮らしがある。 その最初の一歩を、あなた自身の手で。
記事の監修者

大屋和彦
九州大学 芸術工学部卒 芸術工学士
早稲田大学芸術学校 建築都市設計科中退。
建築コンサルタント、アートディレクター、アーティスト、デザイナー。