コンテナハウスコラム

更新日:2025.03.15

コンテナハウスバイブル

コンテナハウス_バイブル_002 コンテナにおける決まり事とフリーなこと

コンテナの決まりごとや、決まってないことについて知っておきましょう

特注のコンテナ

 コンテナのサイズ

コンテナにはいくつかのサイズがありますが、実際に稼働しているサイズは4種類です。当社の扱うコンテナは
1.20FEET(W2438XL6058XH2896(又は2591))
2.40FEET(W2438XL12192XH2896(又は2591)の長さ2種類・高さ2種類が主力となります。
3.敷地にあわせて特殊サイズを作る事も出来ますが、特殊サイズをそのまま運ぶと輸送費が非常に高価になるのである工夫をします。

 日本の鉄骨の建築物とコンテナの鉄材質

4.日本の鉄骨の建築物は主要構造材はJIS規格の鋼材を使い、トレーサビリティーのあるミルシートを発行されその鋼材の出所を探ることができます。海洋輸送用コンテナはJIS鋼材ではありませんのでJIS鋼材としてのミルシートを確認することはできません。日本の鉄骨造の建築物はJIS鋼材の使用が義務づけられています(安全性・鉄骨の性能の担保)から海洋輸送用コンテナをそのまま建築物に使うことはできません。

 鉄骨造の建築物の構造方式と海洋輸送用コンテナの構造方式

5.私どもの「建築用コンテナ」の構造方式は「ラーメン構造」です。ここが「海洋輸送用コンテナ=ISOコンテナ」との大きな違いです。ラーメン構造にするためには剛接合という溶接の接合方式をしなければなりません。そのために当社のコンテナは「柱と梁の接合部」にいわゆる「フルペネ溶接(完全溶け込み溶接)」という溶接型式をすべてに使っています。
6.ラーメン構造という構造体では「壁」は構造の要素としてカウントしていませんので、どこに窓や出入口をあけても、またガラス面を作っても壁は構造体ではないので、開口部は自由です。海洋輸送用コンテナは「壁」が主要な構造体なので、窓や開口部をあける事は構造体を急激に弱体化させてしまうので危険な行為です。

 塩害対策


7.当社の建築用コンテナは、海岸線の建物など塩害が想定される地域では「重耐塩処理(亜鉛メッキ)」された主要構造材をリクエストで使う事が出来ます。
8.また、壁や屋根材はコールテン鋼材を使っています、この鋼材は耐食性の鋼材ですが、錆びない訳ではありません。特に塩害地域では耐食性は落ちますので、さらに強い耐食性塗装があります。ご相談ください。

既成の箱(コンテナ)がある訳ではありません。すべてあなたのためにオーダーしています。

9.基本はすべて受注生産となります。
10.規格住宅・規格商品はもございます。基本的には「MIKAN(未完)HOUSEシリーズ」になります。
11.すべての商品が、日本の建築基準法を完全クリア出来るシステムです。
12.建築確認申請を出し、完了検査を受ける物件しかお取り扱い出来ません。
(都市計画区域外で建築確認申請が不必要な場合を除く)
(上記の場合でも建築基準法は遵守させていただきます)
13.当社が開発したISOコンテナ準拠型コンテナ(輸送用コンテナ酷似型)も建築基準法をクリアしている実用新案モデルです。(JIS鋼材使用)

当社独自の技術としては