コンテナハウスコラム
更新日:2025.01.17
コンテナハウスはなぜ凄い
誰にも本当の凄さが語れないコンテナハウス
(その裏に隠れている革命的建築システム)
輸送、貿易の世界で使われている海洋輸送用コンテナは、マルコムマクリーンというアメリカ人が「コンテナの原型」を作り上げ、そのまま現在の状態にまで持っていったコンテナの発明者です。この発明によって貿易、輸送、の世界に革命が起き、いくつかの職業はなくなり、いくつかの新しい職業が出来、幾つもの新しいシステムが開発され、今現在も港のシステムが大胆に変わる試みが進んでいます。物流、貿易に関する本当に革命的な出来事でした。
その事を史実とともに語った本は残念ながらごく少なく、「コンテナ物語」(マルク・レビンソン著_日経BP)くらいしか見当たらりません。
輸送用コンテナそのものの歴史や発展についてはその本に譲るとして、その「コンテナ」から派生した「コンテナハウス」という考え方に関する、壮大な概念や夢や、構想や、今出来ているシステムを語れる人間もなかなかいません。そりゃそうですね、何が悲しくて建築家たちが「コンテナ」の研究をするでしょうか?コンテナハウスの世界は「中古コンテナの改造」から始まった世界なので「バラック」の世界を超えるものではありませんでしたし、多くの人に事実「バラック」建築と思われているのです。
しかしながら、「コンテナ物流システム」という壮大な地球規模のシステムの後ろには「とんでもない素晴らしい建築概念」が隠れていたのです。それを語れ、事実実践している男は、どう考えても私しかいないので、命あるうちに書き留めておこうと思います(爆)。

コンテナハウスは
スモール_ムーバブル_インテリジェンス_ユニット
小さくて移動可能な高偏差値のユニット。それがコンテナハウスです。やがてコンテナはOSを積んで一つの情報生活機器のようになっていくでしょう。
ロジスティカル_アーキテクチャ
移動体建築という概念をコンテナハウスはやがて持ち始めるでしょう
ワールドワイドオープン部品
世界中に共通する建築の「オープン部品」として「コンテナハウス」は新時代のシステム建築の主要な構造体として認知されることになるでしょう。
システムアーキテクチャ
上記のように「オープン部品」としての概念に取り込まれれば、全体は「一つのシステム建築」として昇華していくでしょう。

では、上記の事柄を一つづつ解き明かしていきましょう。