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更新日:2025.08.24

森のコンテナ研究所

森のコンテナハウス研究所_展示販売・相談会

新たな拠点をつくります。相談会や技術講習会などイベントも盛りだくさん。

四半世紀を超える研究が生み出す、未来の住まい(BtoC版)

序章:コンテナは海を超え、森でアップグレードする

コンテナ。
それは本来、貨物を運ぶために設計された鉄の箱だ。
海を越え、大陸をまたぎ、モノを運び続けてきたその箱は、グローバルな物流の象徴でもある。
しかし、私たちにとってコンテナは単なる「物流の箱」ではない。
ここ君津の森では、コンテナは住まいや商業施設などの建築物へと進化し、暮らしを変える存在となる。
四半世紀以上にわたる研究と実践。
その積み重ねの果てに生まれたのが「森のコンテナハウス研究所」だ。
皆さんにもよくその技術などを紹介する機会を増やそうと言うことで「森のコンテナハウス研究所」ができる。
ここでは、ONE OFF、ONE DESIGN、MIKAN HOUSEという三つの思想を軸に、未来の住まい方を日々探求している。

第一章:暮らしを変える「建築用新造コンテナ」 

まずはっきりと伝えたい。
私たちが使うのは、中古の輸送コンテナではない。
**住宅や施設として使うことを前提に設計された「建築用新造コンテナ」**だ。
中古の輸送コンテナは確かに安価だが、錆、歪み、残留薬剤など多くのリスクを抱えている。
一方、建築用新造コンテナは最初から「人が暮らすこと」を前提に設計されており、
強度・耐久性・安全性・快適性のすべてが段違いだ。
比較表:建築用新造コンテナ vs 輸送用中古コンテナ

項目建築用新造コンテナ輸送用中古コンテナ
構造建築基準適合を前提に設計輸送目的のみ、歪み残存
材料新品鋼材・高耐久塗装錆や薬剤残留のリスク
居住性断熱・内装を考慮した設計居住前提ではないため不向き
耐久性50年以上の居住耐久を想定劣化が早く、長期利用は困難
法規適合建築確認に対応可基準を満たせず申請困難
投資価値長期利用・資産性あり安価だが改修コスト高

👉 だからこそ、私たちは一貫して「建築用新造コンテナ」を採用している。
それは未来の暮らしを安心して託せる「器」だからだ。

第二章:ONE OFF──世界に一つの実験住宅

暮らしは一人ひとり違う。
だからこそ、家も一つとして同じではなくていい。
ONE OFFとは、世界に一つの実験住宅。
例えば海辺に立つ別荘では、潮風に耐える防錆加工を徹底。
都市の狭小地では、縦に積み上げた3階建てコンテナハウス。
森の奥深くでは、アーティストのための光を操るアトリエ。
そのどれもが、世界にひとつしかない実験だ。
失敗もまた成果であり、次の挑戦へとつながる。

第三章:ONE DESIGN──思想を宿す設計 

デザインとは、思想を形にすること。
私たちの設計は、単なる見た目の美しさではなく、暮らしの哲学を映すものだ。
ミニマリズムを体現した、余白のある空間
自然と共生する、風や光を取り込む設計
遊び心を忘れない、実験的な仕掛け
ここで生まれるのは、生き方そのものをデザインしたコンテナハウスだ。

第四章:MIKAN HOUSE──未完成だからこそ拡がる未来 

「完成」してしまうと、家はそこから古くなる。
だからこそ私たちは「未完成」を提案する。
**MIKAN HOUSE(未完の家)**は、住む人が手を加え続けることで進化していく。
床を張り替え、壁を塗り、庭をつくる。
その営みが「家を育てる」という新しい価値を生む。
未完成であることは不安ではなく、自由であり、未来なのだ。

第五章:施工事例(BtoC向け)

海辺の別荘
潮風に耐えるための特別塗装と防錆加工。
大きな窓からは一面の海。
「非日常を日常にする」家。
都市型住宅
12坪の敷地に積み重ねた3階建てコンテナ。
屋上はルーフバルコニーとして活用。
都市の暮らしに「余白」を与える空間。
森の小さな家
森に佇むシンプルな20フィート。
静寂をそのまま住まいに取り込んだ「森の瞑想ハウス」。

第六章:四半世紀の研究成果

25年以上、数百棟に及ぶ施工と研究。
その積み重ねが、この森の研究所の礎だ。
沿岸部での塩害対策
山間部での断熱・通気工法
狭小地での都市住宅実験
災害時仮設住宅の社会実装
私たちは「実験」と「実践」を繰り返し、建築の可能性を広げてきた。

第七章:森から未来へ

森は常に成長し、変化し、再生する。
その循環の中で、コンテナハウスもまた未完成のまま進化する。
ここから生まれるのは──
防災拠点型住宅
エコ・オフグリッド住宅
地域のコミュニティ拠点
暮らしを超えて、未来を変える建築だ。

終章:暮らしを変える研究所へ

ここ「森のコンテナハウス研究所」で研究しているのは、建築そのものではない。
「人間の生き方」だ。
ONE OFF──世界に一つの実験。
ONE DESIGN──思想を宿す設計。
MIKAN HOUSE──未完成だからこそ拡がる未来。
25年以上の研究の答えを、ぜひ一度この森で体験してほしい。